さて。一日二回更新という奇策をこの頃やってるわけですが
狙ってません。まったくこれっぽっちも
 
スクールディズは突発的に書かなくてはいけない気がしただけなのです
ええ。神の啓示。きっと
 
注・半分の月がのぼる空の4巻を読むつもりでまだ読んでない方は今回の日記は本当に真剣に絶対みちゃいけません。俺との約束な
後、神聖視してる場合も読んじゃいけません。文句つけられても困るので

  
 

 
俺は妄想癖がありマス。虚言じゃないだけましだ。っつーか結構楽しめるのでなんら問題ありません。つーか創作モノカキは基本的に妄想癖無いとむりだとおもう。無いところから緻密に作り上げるんだもの
まぁ。そんなこんなで
たまーにですね。小説の登場人物の一人にスポットを当てる事があるんです
簡単にいえば『このシーンでこの人はどんな気分になったんだろう』ってやつ。なりきりみたいなモノです
ただ、俺の場合心の底からなりきります。表面上は出しませんが。脳内で物凄いです

でだ。ここから本題なんですが
今日久しぶりにその憑依をしてみたんです
そう。よりによって
『半分の月がのぼる空』の『小夜子さん』を
ごめん。仕事中半泣きしてたのは俺デス(ナニ
簡単にいえば4巻の夏目フェイズを小夜子さん視点で考えてたんです
 
最初の方からずーっと最後まで
始めて逢ったとき優しく声をかけてくれました。とか
最初のキスは恥かしかったです。でも凄く満たされました。とか
最初の頃は仕事しながら軽快に楽しく想像してました
  
 

『ごめんね。吾郎君。あたし、子供産めないね』
言ってしまいました
言うと認めてしまう気がして、言いたくなかったのです
でも、ココロのコップはもういっぱいで
水がこぼれる様にどんどん言葉になって流れていくんです
私が謝るたび、吾郎君は
『いいって』って笑いながら言ってくれました
いっぱい子供がいらない理由を並べてくれました
いっぱい無理して笑ってくれました
泣いてくれました

 
 

思わず俺は作業台に突っ伏しました
俺が一番泣ける文体でイメージしてる訳だから、俺もう胸がいっぱいになっちゃいまして
妄想やってて仕事に支障きたしたのは初めてなんですが
止まらないんです
俺の心はもう小夜子さんになってしまってるんです
どんどん俺の脳内で小説は進んでいきます

 

ああ。あたしは今、吾郎君の重荷になってるんだろうな。ってこの頃よく考えてしまいます
もし別れを切り出されたら
はい、わかりました。って言うべきだと思います
最近の吾郎君は凄く疲れた表情で。でもあたしが心配すると強がって見せるんです
浅ましいとは思います。でも・・・でも嬉しいんです
はなれたくありません
ずぅっと一緒にいたいんです
だから
あたしは頑張ろうと思います
吾郎君がその言葉を言うまで
あたしは精一杯、重荷にならないように頑張らないといけません
離れたく、ないんです


そして発作が起きる
重荷にならないように頑張って頑張って。でも身体は言う事を聞いてくれなくて
 
 

『ごめんね、吾郎君』
ココロのコップは全然足りなくて
何度も何度も『ごめんね』って
もっと違うことも言いたいのに
ごめんね。ってしか言えなくて
そんな自分がふがいなくて
ごめんね。って
吾郎君の顔さえ見れなくて
でも、五郎君が優しく声をかけてくれた時
ごめんね、じゃないんだ。って思えて。ありがとうって言いたくなって
でも巧く言えなくて
だから心の中で言うね
吾郎くん。ありがとう


  

 
『よう、奥さん』

『やぁ、旦那さん』

あたしはこのやりとりが大好きだった
ああ、あたしは吾郎君の奥さんなんだな。って確認できたから
今。あたしはベッドの上
ほんとは、起きてるのが辛い
でも、吾郎君がいるから起きていようと思う
ううん。起きていたい
あたしはそろそろ死ぬんだろう
だから色々秘密をばらしてしまおう
そうすれば吾郎君の心にあたしが少しでも増えるから
最初のキスは恥かしかったけど・・・でも凄く嬉しかったよ。なんてとても言えないけれど
いっぱいいっぱいばらすつもりだったのに
そんな事よりも、一番言いたい事があって
でも言っちゃダメ。って思ってたのに
笑いながら言ってしまった
『先に死んじゃうけどごめんね』
笑いながら、言ってしまった
ううん。笑い飛ばしたかった
否定できないほどに死の吐息を感じるけど。無視したかった
がんばれ。って、言って欲しかった


『一日でもいいからさ。一分でも、一秒でもいいからさ。出切るだけ長く生きてくれよ。頼むよ、小夜子』
  
『うん。頑張る』

吾郎君が望んでくれたから。あたしはまだ、がんばれる
『ありがとう』って言いたくなった
でも言わなかった。だってそれは最後の最後に言う言葉だとおもったから
だから。一年後私はそう言った
『吾郎君。ありがとう』って
 
 
 
 
 
 
 
 
 

俺もう心が小夜子さんになってる所為でない事ある事つけたしまくりですよ
しかも6時間くらい胸が一杯で凄く息苦しくて
昼休み。車の中でひっそりとほろほろと泣いてしまいましたよ
昨日はそこまで泣かなかったんだ。でも小夜子さんの気持ちになったら
なってしまったらもう
涙が止まらなくて。吾郎君に対する愛情しか出てこなくて
ああ。小夜子さんは凄く凄く凄く吾郎君が好きだったんだなぁ。純粋に好きで好きでたまらなかったんだろうなぁ。って
うん。『半分の月がのぼる空』は傑作だと思います
ちなみに何で小夜子さんを選んだかっっていうと。まぁなんでかわからないってのが本音なんですが、要は里香の気持ちになるには少し材料不足でございます。って思ったり

いや。実際は一杯あるしやろうと思えばいくらでも出来るんだろうけど
小夜子さんのほうが遥かに俺の心に残ってた訳です
ありがとう小夜子さん。ありがとう吾郎君
小夜子さんは多分吾郎君を今でも見守ってるんじゃないかなぁって
そんで持って里香の事も『ああ。あの時の女の子だ』って思って優しい気持ちで見守ってくれてるんじゃないかなぁって
 
そう思うわけですよ
 
 
 
 
 
苦情とか。うん、出きれば言わないで欲しいかな。と
君の中の小夜子さんが居る様に。俺の中にも小夜子さんが居る訳さ
ま、どうしてもという方はどうぞ→sakuratsukuyo@hotmail.com

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